アウディ S1 海外試乗レポート/桂伸一(3/3)
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- 筆者: 桂 伸一
- カメラマン:アウディ ジャパン
「サスはさらに硬めたほうがいい?」と聞くエンジニアの真意とは
冒頭の開発責任者が「どうですか!?」と聞きに来る。どうもこうもない、破綻しない操縦安定性が素晴らしいが、200km/hの高速直進でウエービングが起る事とそれがウインタータイヤの仕業だろうと自問自答するが、その領域でステアリングの操舵感が軽過ぎるのでは?と振ると。
「そこは我々も自覚していて、現在重い仕様をテスト中です。答えは量産型で。サスペンションは? もう少し硬いほうがいいとか!?」。
2段に可変式のショックアブソーバーにより、乗り味は基本硬いが、跳ねる特性はない。それでもさらに硬く? という言葉から、250km/hが現実の走行パターンとのギャップを改めて感じる。“少なくとも日本に関してその必要はない”と返しておいた。
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