日本版コンシューマレポート-アウディ A1 ユーザー試乗レビュー-(3/5)
- 筆者: 桃田 健史
アウディ A1のユーザー評価・レビュー/インテリア
ユーザーの感性は素晴らしい。
上記グラフを見て、筆者は身震いしてしまった。最初の項目の「デザイン」から、第7項目の「乗り降り運転席」までは、高評価。こうした評価は、エクステリアへの評価と同調し、アウディデザインチームのインテリアに関する意図を十分に理解している。
その先、「乗り降り後席」「室内の広さ」「グローブボックス」「ドアポケット」「ドリングホルダ」「カーゴスペース」では、前の7項と比べて、ガクンと評価が下がる。
本来は、この部分も「アウディマジック」により「なんでもかんでも良く見えてしまいがち」のはず。
だが、ミニバンや軽自動車による「究極のインテリア構造」を日頃から実体験しているユーザーは、たとえ対象が「アウディ」であっても、インテリアを機能性/利便性、さらには絶対的な各部の大きさなどを、的確に評価している。
そしてその先、ペダル、ハンドル、シフトレバーなど、各方向の視界性については、 「アウディA1」の「良さと宿命」を見事に評価している。
「アウディ」のなかでも「A1」の商品性はかなり尖っていて、「インテリアのあり方」についても「思い切った手法」が取られているため、今回試乗したユーザーにとって「優劣がつけ易かった」のかもしれない。
ちなみに、アウディデザインチームの「A1」インテリアイメージは「航空技術と軽量構造の分野からインスピレーション」(同社広報資料より)という。また、ファッション性を強調する「アウディA1」において、世代別での評価も気になるところ。
以下に、世代別でのインテリア評価も紹介しておく。
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