森脇基恭/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」(1/3)

森脇基恭/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」
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森脇基恭/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」

今年最初のゲストは名門・ノバエンジニアリング取締役の森脇基恭さん。

レーシングカーデザイナー、レースエンジニアとしてのお顔もお持ちでいらっしゃいますが、読者の皆さんにはフジテレビでのF1解説が一番馴染み深いかもしれません。

アナウンサー顔負けの素敵な美声で、愛車・メルセデス・ベンツSLK350AMG、そしてレースにまつわる様々なエピソードを語って下さいました。

―SLK350AMGを選ばれた理由を教えて下さい。

屋根が取れるからです。

―え?それだけですか?!

森脇基恭氏と愛車のSLK350AMG

はい、それだけです(笑)。

昔から屋根の取れるクルマが大好きなので、色んなクルマを乗り継いできたんです。ビートであるとか、いすゞのエンジンの乗ったFFのエランであるとか、プジョーのCCだったりとか。

エランは素晴らしく良かったですね。屋根を取った時の恰好も素晴らしく良くて、屋根の付いてる時の恰好もよかったからすごく気に入っていたんですけど、ここ(静岡県駿東郡)、雪が降るんです。で、雪が降った時には乗れないので、すごく惨めになってしまうんです。それでお嫁に行ってしまってね。

―それはさぞかしご傷心だったでしょう。

それで、しばらく屋根なしクルマがなくて、困っていたんです。そんなときに206CC・マニュアルの2リッターが出てきて。その206CCが薄緑色のクルマでね、『やだなぁ、このクルマ・・・』と思ってたんですよ。東京で見たときは、周囲の景色がコンクリート色でしょう、『なんだかなぁ、こんな色・・・』と。で、自宅に帰って来たら、我が家は周りが全部雑木林で緑がたくさんあるんですね。で、そこに置いた瞬間『ピッタリだ!』と。

―(笑)結果オーライですね。

青ガエルが青いところにいる!ピッタリだ!と思ったわけです。で、気に入ってそれに乗っていたんだけど、そのあとに来たのがSLKなんですよ。

―共通点が“オープンカー”というだけで、それぞれのクルマの持つ性格的には、まったく異なるように思えるんですが。

そうですね、クルマの性格っていうのは実はあんまり意味がないんですよ。今、もう一台持ってるのは、BMW550なんですね。BMWはずっと5シリーズに乗り続けてるんですよ。だからそっちの趣味は一貫してるんですけど、もう一台の、会社に来るためだけのクルマっていうのは、千差万別でいいんです。屋根が開けば。

―そこまで屋根の開くクルマにこだわられる理由は何なんでしょうか?

だってここら辺、屋根を取って走ると素晴らしいですよ!冬は特に夜が素晴らしいんです。満月のときに来るといいですよ。凄いですよ!富士山が銀色に輝くんです、真っ黒の空の星の中に。

―それは見たことないです!

ないでしょう、普通の人は見たことないですよ、地元の人でもこの素晴らしさを知っている人はごくわずかしかいないんじゃないですか?月が東側から上がってきたら、南に移動するでしょう?そうするとここから観る富士山にぶつかるわけ。すると富士山が銀色に輝くんですよ。

―とすれば、玄人の間では“オープンカーの旬は冬だ”と言われているようなんですが、やっぱりその通りなんでしょうか?

うん、秋と冬でしょうね。春は花粉がよくない(笑)襟巻して、暖房して走るとすごくいいですよね。

―SLKの乗り味はいかがでしょうか?

う~ん、SLKは乗り味をどうこう語るクルマじゃないんじゃないかな、と思いますけどね。

―それはどういう風に解釈すればよいのでしょう?

メルセデスとBMWを比べればよくわかります。

BMW550というクルマ、スロットルレスポンスやエンジンの吹けもいいし、クルマが軽く小さく感じられて、小気味よく走るんですよ。

メルセデスのいいところであり悪いところであるのは、すべてに対して落ち着いてて、クルマの動きの感応性もすごくのんびりしてる。それによって長時間運転しても疲れないという利点がある。要するに、BMWとは全然違う方向性で作られてるんですね。ゆとりというか。

―BMWに乗り継がれている理由は、走りの性格に惚れて、ということですか?

まさにそうですね。3シリーズでもいいんだけど、3だとちょっと軽いな、という感じがして。僕は平気で一人で1500キロくらいは走っちゃうから。蟹食べに行こう、とかね。

だから、どうせだったらそれなりのクルマで長旅したいじゃないですか。でも、今本当に一番欲しいクルマは、エリーゼなんです。

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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