AMG 45オーナー限定!プレミアムなサーキット走行会「AMG45 Driving Club」イベントレポート(2/4)
- 筆者: マリオ 高野
- カメラマン:オートックワン編集部
「AMG45 Driving Club」では、豪華インストラクター陣が登場!
それでは、去る7月10日に開催された「AMG45 Driving Club」の様子をお伝えしよう。場所は富士スピードウェイのショートサーキットで、午前の部と午後の部、それぞれ数名ずつの2チームに分かれての参加となった。
多少はサーキット走行の経験を持ちながらも、一向に腕が上達しない永遠の初心者マリオ高野も、試乗用の最新型AMG A45 4MATICを借りて参加させていただいた。
今回のインストラクターは、スーパーGTではGT300クラスに今年はAMG-GTで参戦するグッドスマイルレーシング(4号車)の谷口信輝選手と、同じくGT300クラスにAMG-GTで参戦中のレオンレーシング(65号車)の蒲生尚弥選手!
まずは、ブリーフィングルームで座学からスタート。この日のプログラムの説明やサーキットを走る上での基本や注意点などを、谷口選手と蒲生選手が丁寧にレクチャー。
レース業界たたき上げの大ベテラン、谷口選手のウイットに富んだ軽妙なトークと、気鋭の若手らしい蒲生選手の誠実さに溢れた語り口のコンビネーションは絶妙だった。
まずは「パイロンスラローム」を谷口選手から学ぶ
フラッグの識別など、サーキット内のルールを学んだ後は、実践レッスン。
まだコースインは行わず、パイロンスラロームとフルブレーキのレッスンを受けることで、まずはクローズドコースでクルマの走行性能を引き出すための基礎を身につける。
パイロンスラロームは、100mほどの区間に置かれた数個のパイロンの間を縫って、パイロンに触れずになるべく速く駆け抜ける種目。1回走るごとに、谷口選手から上手くできている点と要修正点のワンポイントアドバイスを受けながら、約10回ほどトライする機会が得られた。
ポイントとなるのはステアリングとアクセル操作のコンビネーションで、直進する力を高めれば旋回する力が減るという、クルマの運動性能の原理を知るのに有意義なメニューだ。
谷口選手が設定した時速35kmという速度を目標にすると、初心者には速すぎてステアリングの切り遅れを誘発。なるべくパイロンの手前から進入し、より少ないステアリング舵角でタイヤに直進力と旋回力をバランス良く発揮させることを意識づけられた。
チャレンジ中、印象的だったのはAMG A45 4MATICのロールの収束力の高さで、ステアリングをスパッと反対方向へ切った直後も余計な揺れ戻しで挙動を乱されることがなく、良くも悪くも自分の運転操作が正確にクルマの動きに現れていた。パイロンスラローム約10本、時間にして25分のトライとなったが、すでにこの段階でかなり走り込んだ感覚である。
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