メルセデス・ベンツ Mクラス ML63 AMG 試乗レポート(2/2)
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- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:小平 寛
硬めのチューニングと、専用パドルシフトに注目
一方パドルによって7Gトロニックの変速操作をするのはML350と同じだが、パドルそのものがAMG専用のものになっていて、操作の確実性も高まっている。積極的にシフト操作したくなる感じだ。
動力性能と同様にML350との違いを感じるのが足回りだ。専用のサスペンションによって硬めにチューニングされた足回りは、ふわついた感じの全くないどっしりとした安定感のある乗り心地を感じさせる。コーナーでのロールも抑えられていて、安心して走れる印象だ。
メルセデス・ベンツはほとんどのクラスにこのV型8気筒エンジンを搭載したAMGモデルを設定しているが、さすがにこの動力性能は過剰といえるレベル。ML63 AMGの価格は1490万円に設定されていて、ML350の2倍ほどに達するのだから、デキが良くて当たり前いった感じ。普通のユーザーには簡単に手の届くクルマではないが、だからこそイメージリーダーとしての存在意義があるのだろう。
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