autoc-one.jp 記事・レポート 特集 特別企画 【ahead femme×オートックワン】-ahead 11月号-「ahead STORY 大人の女のひとり旅」 3ページ目

特別企画 2011/11/16 10:45

【ahead femme×オートックワン】-ahead 11月号-「ahead STORY 大人の女のひとり旅」(3/3)

【ahead femme×オートックワン】-ahead 11月号-「ahead STORY 大人の女のひとり旅」

そして今――古都の美を存分に味わっている

古都の風情を残す金沢には、日本らしい美しさがふくよかに薫っていた。鮮やかに染まり始めた木々の葉を眺め、深い吸気と共に、日本の秋をたっぷりと体の中に送り込んだ。

北陸一の都市。と言うより、かつての城下町。そう呼んだ方が、金沢にふさわしい。いにしえの面影を残す「ひがし茶屋街」を、ひとり、そぞろ歩きながら、そう思った。

築100年以上の建物に囲まれた、石畳を行く。今でもお座敷があげられていると聞いたお茶屋へと、足を運んだ。丁寧にしつらえられた床の間はもちろんのこと、囲炉裏、ふすま、障子、梁…。磨きあげられたそのどれもが、長い時を経て、大切に受け継がれていることを伝えてくる。

おそらく、生まれた当初はもっと鮮やかな色と形をしていたのだろう。それはそれで、存分に美しかったはずだ。けれども、時を重ねたことで初めて宿る、この深みのある色合い、つや。それもまた、存分に美しい。

存分に美しいのは、そればかりではない。百万石のお城を支えた街らしい、艶やかな金箔工芸。細い糸から紡ぎだされる、色鮮やかな手毬。繊細な絵付けが特徴的な、九谷焼き。言わずと知れた、輪島の漆塗り。水引を艶やかに編み込んだ、水引細工…。

金沢は、京都にも劣らぬ、希少な伝統工芸の宝庫なのだ。繊細な色使いのセンスと、それ以上に繊細な手の技によってしか生まれることのない、美術であり、芸術。そうした美と技に、そこかしこでお目にかかることができる街なのだ。

秀でた芸術に触れ、細胞の隅々までが、綺麗な水で満たされていく。そんな心地を味わいながら、金沢は美しい都なのだと考えていて、はっとした。そういえば、MiToはゆかりのあるふたつの都市であるミラノとトリノ、それぞれの頭の文字から名づけられたのだ。

美都――ミトを旅するのに、MiToは最初から、うってつけだったのだ。

照れくさくなるようなアイディアを、堂々と受け入れてしまえるのは、40過ぎた大人の特権だ。ひらめきを、そんな風に正当化しつつ、MiToのエンジンをかけた。東京へ帰る時には、この地で受け継がれてきた美に対する意識の高さを、否、美を愛する魂と技を育んだこの地の空気ごと、ラゲッジルームいっぱいに積んで行こう。そうして、こんなに美しい街のある日本に、黒い髪の女として生まれた幸せを、たっぷりと味わいたい…。

今夜の宿に向かって、クルマを発進させる。綺麗なエンジンの和音が、古都の街並みに小さく響いた。

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