アバルト 新型500&アバルト595ツーリズモ・アバルト595コンペティツィオーネ 試乗レポート/岡本幸一郎(1/2)

アバルト 新型500&アバルト595ツーリズモ・アバルト595コンペティツィオーネ 試乗レポート/岡本幸一郎
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往年のアバルト500の再来

ABARTH 595 COMPETIZIONEABARTH 595 COMPETIZIONE

2013年1月11日に発表された新型「アバルト500」、新たに導入された「アバルト595シリーズ」3モデル、さらにはフェラーリとのコラボモデルなど、富士スピードウェイ ショートコースで全開試乗!

トレードマークであるサソリのエンブレムは、創始者のカルロ・アバルトの誕生月の星座に由来する。オーストリア出身のレーシングライダーであった彼は、1949年にイタリアで「アバルト&C.」を設立。

フィアットをメインに、ランチア、アルファロメオ、やがてはシムカやポルシェなどのチューニングを手がけ、さらにはオリジナルのスポーツカーまでも開発した。

アバルトの名を冠する数々のマシンは、1950~60年代のモータースポーツシーンを席巻。ハイパワーの大きなライバルの高性能車を小さな車体のアバルトが追いかけ回すさまは、今でも語り草となっており、「ジャイアントキラー」などと呼ばれていた。

そんなアバルトだが、1971年にはフィアットにより買収。その後は、フィアットグループの一部レーシングカーなどにアバルトの名が見られたものの、90年代後半にはフィアットのモータースポーツ部門に吸収され、アバルトの存在感はすっかり薄れていた。

ところが2007年、フィアットはアバルトを復活させ、その翌年には「アバルト500」を世に送り出した。かつてアバルトが名声を博したのは、当時のフィアット500や600のチューニングであったが、愛らしいルックスの小さく軽いボディに強力なエンジンを積み、スポーティに仕立てたそのクルマは、まさに往年のアバルト500の再来といえるものだ。

ラインアップが刷新された2013年モデル

2013年モデルのアバルト500はラインアップの刷新が図られ、「アバルト500」「アバルト595ツーリズモ」とそのカブリオレ仕様の「アバルト595Cツーリズモ」「アバルト595コンペティツィオーネ」という、それぞれ特徴を持った4モデルが発売された。

モデル名

エンジン/トランスミッション

ハンドル位置

価格

ABARTH 500

(アバルトチンクエチェント)

直列4気筒DOHC16バルブターボ

/5速マニュアルトランスミッション

2,690,000円

ABARTH 595 Turismo

(アバルト 595 ツーリズモ)

直列4気筒DOHC16バルブターボ

/ATモード付5速シーケンシャル

トランスミッション

3,190,000円

ABARTH 595 Competizione

(アバルト 595 コンペティツィオーネ)

3,390,000円

ABARTH 595C Turismo

(アバルト 595シーツーリズモ)

3,490,000円

ABARTH 500

エントリーモデルである「アバルト500」は、2012年モデルに対して、装備の簡略化により価格が従来比でマイナス30万円と大幅に引き下げられ、より身近になった。 具体的にはシートがレザーからファブリックとされ、エアコンがフルオートからマニュアルに変更された。

タイヤサイズは195/45R16。135psのエンジンを搭載し、5速MTのみの設定となっているのは従来と同じだ。

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ABARTH 595 TURISMO

そして、「アバルト595シリーズ」として2つのバリエーションが用意された。「595」や後述の「695」というのは、かつてアバルトにあった500をベースとする高性能モデルに由来するネーミングだ。

内容としては、プラス54万6000円で別売りで用意されていた「エッセエッセ(esseesse)+KONIキット」装着車と同等の160psまでエンジン出力が引き上げられたほか、KONI製ダンパーが装着されている。

また、595シリーズではタイヤサイズが205/40R17となる。トランスミッションは、ATモード付き5速シーケンシャルの「MTA」が組み合わされる。

パフォーマンスとエレガンスさの両立を図った「595ツーリズモ」に対し、「595コンペティツィオーネ」はよりピュアにスポーツ性を追求したモデルで、両者ではホイールやマフラー、シートなどが異なり、コンペティツィオーネにはサイドストライプが配される。 ツーリズモでは、ビコローレ(2トーンカラー)が選べ、クローズドルーフだけでなくカブリオレ仕様(595Cツーリズモ)も選べる、という設定となっている。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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