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新型車解説 2015/7/2 18:59

世界500台限定、4千万円超の価格・・・マクラーレン「675LT」新型車解説(2/3)

世界500台限定、4千万円超の価格・・・マクラーレン「675LT」新型車解説

車名の「LT」に込められた意味とは

この辺りで、話題を今回日本に上陸した「675LT」にうつそう。

世界中に数あるモーターショーの中でも、最も華やかな雰囲気を醸すジュネーブ・サロンの会場でデビューを果たし、短い時間で日本上陸に漕ぎ着けた。より現実的で、マクラーレンの乗用車部門の中核を担うスーパー・シリーズにおいて、「675LT」はいくぶんアルティメット・シリーズよりのポジションと言える。世界限定で500台しか作られないため、誰もが手に入れられるわけではない。

McLaren 675LT

車名の最後に付く「LT」とは、ロングテールの略だ。

35歳以上のクルマ好きならピンとくるだろうが、ご察しの通り、マクラーレンの乗用車部門初期の伝説的なモデルである「マクラーレン F1 GTR」のニックネームである。当時、ル・マン24時間耐久レースに初参戦して、初勝利という偉業を成し遂げたため、センセーショナルに報道されたのだ。

同社にとって、フォーミュラ・カーでの勝利は数え切れないほどあるが、ル・マン24時間耐久レースのように市販車とリンクするイメージのレースでの勝利はそう多くない。アルティメット・シリーズはサーキット専用という印象が強いだけに、「スーパー・シリーズ」の最上級モデルにル・マンのような公道を走るレースシーンでの栄光を映しだしたのだろう。

ベースの「650S」とはあらゆる点で異なる

McLaren 675LT
McLaren 675LT

いささか前置きが長くなったが、クルマそのものに話をうつそう。

ベースとなったのは「650S」だが、変更されたパーツがあまりにも多く、比較していいのか悩んでしまうほどだ。具体的には、車両で1/3、パワートレインで1/2もの部品が変更されている。

外観上の違いは、なんといっても、拡大されたフロント・スプリッターだ。

さらに背後に目を移せば、車名の由来でもある”ロングテール”エアブレーキとチタン製エギゾーストが見える。もちろん、見た目だけではなく、ダウンフォースが40%も増すという効果も忘れてはいけない。

McLaren 675LT
McLaren 675LT

ミドに積まれるターボチャージャー付きV8ユニットは、カーボン複合材製のエンジン・ベイに縦置きされる。

シリンダーヘッドの形状変更、軽量コンロッド、専用設計のカムシャフト、電子制御式バルブなどの採用により、最高出力675ps/最大トルク700Nmまでスープアップを施された上で、応答性も向上させている。組み合わされる7速デュアルクラッチ式「SSG」も改良が施されている。「ノーマル」「スポーツ」「トラック」の3種のモードから選ぶことができる点は、「650S」から引き継がれているが、変速スケジュールが見直されており、ギアチェンジの速度が「650S」と比べて半分まで早められている。

高められたパワーを受け止めるべく、シャシーにも大幅な変更が施されている。カーボン複合材を使うのはマクラーレンのモデルに共通する点だが、「675LT」ではさらに採用箇所を増やし、ウィンドスクリーンを薄く軽量化し、エンジンフードをポリカーボネイト樹脂製とするなどにより、軽量化をはかった。

室内に目を向けると、革ではなく、軽量なアルカンターラを採用している。見た目にもスポーティで、実利もあるのだから一石二鳥だ。ロールケージまでチタン製とすることにより、トータルで100kgもの軽量化を果たしている。

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