インフィニティ初のコンパクトカー「Q30」試乗!反響次第で日本に導入?(3/4)

インフィニティ初のコンパクトカー「Q30」試乗!反響次第で日本に導入?
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日本導入の大本命!2.0リッターガソリンターボから試乗

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まずは日本に入ってくるとしたら大本命の2.0リッターガソリンターボから試乗。このエンジンはメルセデス・ベンツGLA250 4MATICに搭載されているものと同じで、最高出力211ps/5500rpm、最大トルク35.7kgm/1200-4000rpmというスペックも同一。

7速DCTもメルセデスの7Gトロニックがそのまま用いられている。加えて通常時はFWDで、必要に応じて最大50%までリアにトルク配分される4WDシステムも同じはずだ。

高速道路でアクセルペダルを踏み込むと、相当に力強い加速を味わうことができる。パワーは十分。エンジンは同じはずだが、遮音のしかたなのか、それとも組み込まれたアクティブ・サウンド・エンハンス・システム(エンジンの負荷に応じて乗員が好みそうなバーチャルのエンジンサウンドをスピーカーから流す仕組み)のためなのか、聞こえてくるエンジン音はGLAとは少々異なる。

このエンジンを積んだ仕様のみQ30スポーツと呼ばれ、エンジン以外にも違いがある。

他の仕様よりも車高が15mm低く、スプリングレートが7%引き締められている。加えて他が18インチタイヤ&ホイールを装着するのに対し、スポーツは19インチのそれらが備わる。

この後、ノーマル仕様に乗って初めて、あぁさっきのは少し硬かったんだなと感じたが、このスポーツ仕様のみを試乗している間は足まわりの硬さが気になることはなかった。

さすがに低速で石畳を走らせると上下動が大きく、体が揺すられたが、アスファルト路面では快適で、グッドハンドリング(と19インチのグッドルッキング)とコンフォートライドがうまくバランスしていた。

ディーゼルターボ搭載モデルはどうか

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2.2リッターディーゼルターボ搭載モデルに乗り換えて、欧州最西端のロカ岬近辺を走らせる。

最高出力168ps/3400-4000rpm、最大トルク35.7kgm/1400-3400rpm。2.0リッターガソリンターボと同じ最大トルクを発揮するのだが、意外にもその発生回転域はわずかながらこのディーゼルエンジンのほうが高い。

近頃の直噴ガソリンターボエンジンはトルキーなのだ。このエンジンは4気筒ディーゼルとしては振動の少なさも静粛性も一級品だ。街中から山道、高速道路までスムーズに、力強く走らせることができた。

エンジンの違いによってガソリンターボ版よりも約80kg重い。それもあってか、どちらかというとハンドリングよりも快適性を重視したセッティングになっている。よっぽどスポーティに走りたいという人以外はガソリンターボ版よりもこちらを好むのではないだろうか。

とはいえ、似たようなパワースペックなので、日本導入に際して今からわざわざディーゼルを入れる可能性は低いのではないだろうか。あくまで推測だが。

短距離ながら1.5リッターのディーゼルターボエンジン(最高出力107ps/4000rpm、最大トルク26.5kgm/1750-2500rpm)を搭載したFWDのモデルにも乗った。

MTを操作しながらヨーロッパの街中をスイスイ走らせるのは楽しかったが、この仕様が日本に入ってくる可能性は低いだろう。1.5リッター直4のディーゼルターボエンジンはマツダにもある。スペックは近い。車体がQ30のほうが約200kg重いので、CX-3ほど元気よくは走らせられないが、振動の少なさや静粛性は肩を並べていると思う。

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塩見 智
筆者塩見 智

1972年岡山県生まれ。1995年に山陽新聞社入社後、2000年『ベストカー』編集部に入社。2004年(株)に二玄社『NAVI』編集部員となる。2009年『NAVI』編集長に就任。2011年からフリー編集者、ライターへ。主にWeb、ラジオ、雑誌等における試乗記からインタビュー、イベントの司会やトークショー等を手掛ける。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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